ホワイトバランス本当に使いこなせてる?写真のルールなんてガン無視、自分にしか出来ない撮影を!
今回は、私が写真撮影をする上で一番工夫をしている「ホワイトバランス」について書きます♪
この記事を見て頂いているあなたは、少なからず写真やカメラが好きだと思います。
突然の質問ですが、ホワイトバランスいじってますか?
(以下WB)
あ、撮影後のレタッチの話ではありませんよ。
撮影する際にカメラ側でいじっているかどうかです。
いじってる人って意外と少なかったり、いたとしても、「その状況の色温度に合わせたWBに設定する」方が多いのではないでしょうか??
私は違います。WBこそ一眼カメラで撮影する際の醍醐味だと思っていて、ほぼ毎回ガンガンいじります!!
高校3年生の1月からカメラを始めた私が、2ヵ月後にある本を読んでからWBの存在を知り、それが私を写真の楽しさへグッと引き込みました。
あなたは、ひょっとするとまだ、写真の面白さを知らないのかもしれません。
今回の記事は、私の作品をたくさん載せてまいります!!(/・ω・)/
写真のルールなんてガン無視、完全なるあんにん流写真の連続にはありますが、もしよかったらこの先も見ていってください♪
(全てJPEG写真で、後から手は加えていない写真が殆どです)
色味補正せず、むしろ加える
撮影機材:
FUJI X-T20,
18-55㎜ F2.8~4 R LM OIS
六本木スカイビュー展望台
こちらは、午前10:50に撮影したものです。
まるで夕方に撮影したかのようではありませんか??
こちらは、WBのみで表現しています。
ホワイトバランスって何?
ざっくり言うと、写真の色味を調節する機能です。
分かりやすい説明はオリンパスさんのページから↓
「赤いりんごを青にする」といった事ではなく、写真の温度を変えます。
例えば、イルミネーションを撮影した際に、電球の色がオレンジっぽくて嫌だな・・・という時、青みを足すような設定にする事で、電球が白くキレイに映ります。
このように、本来、色味を補正する為に使うWBですが・・・
私は敢えて色味を足す・出す為に使用します。
まあ、ハッキリ言って本来の使い道と異なりますが、これが楽しい!!
(↑この項目が何なのか知りたい方は上記のオリンパスさんリンクより)
こちらはNikonカメラのホワイトバランス設定画面です。
1枚目の状態から右ボタンを押していくと、3枚目のようなカラフルな画面に辿り着きます。
さあ、個性的な写真を撮っていきましょう!!
夕景を撮るのに、夕方まで待つ必要はない
あなたは、日中の風景と夕景、どちらの方が撮影していてワクワクしますか?
冒頭で、10:50に撮影したまるで夕方のような写真を載せました。
もちろん、リアルタイムで限りある夕日のひと時を撮影するのはたまらなく楽しいですが、今日はあいのく午後から予定が。
そんな時は、時間を待つ必要はありません。
自分で夕方にしてしまえば良いのです。
撮影後にPhotoshop等で編集はいくらでも出来ますが、それでは流石につまらない気もしますよね。
ホワイトバランスなら、取って出しで大丈夫です。
例えば、昼14時頃のマーメイドラグーン(ディズニーシー)ですが、普通に撮影するとこんな感じ。
それを、さっきのカラフルなやつをピンク側に振ると・・・
いかがですか?
さっきより夕景感がしますし、少し重厚感が出てきましたよね!
このようにして、自然に撮影時間をサバ読む?事が可能です(^^♪
ピンク・レッド系に設定した場合
それでは続いて、下の画面のように「ピンク側」に設定した場合、どんな楽しみが出てくるのか、もう少し見てみましょう!
紫よりのピンクに設定(強め)
撮影機材:
FUJI X-T20,
18-55㎜ F2.8~4 R LM OIS
晴海ふ頭(東京)
ピンクに設定
撮影機材:Nikon D5300 ,
AF-S DX NIKKOR 18‐55㎜ F3.5‐5.6
千鳥ヶ淵 夜桜
赤側のピンクに設定
撮影機材:
FUJI X-T20,
18-55㎜ F2.8~4 R LM OIS
六本木東京シティビュー展望台
ピンク側に設定(控え目)
撮影機材:Nikon D5300 ,
AF-S DX NIKKOR 18‐55㎜ F3.5‐5.6
マーメイドラグーン(東京ディズニーシー)
赤よりのオレンジに設定
撮影機材:FUJI X-T20,
18-55㎜ F2.8~4 R LM OIS
六本木東京シティビュースカイデッキ
紫よりのピンクに設定
撮影機材:Nikon D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
マーメイドラグーン(東京ディズニーシー)
といった具合に、敢えて撮影場所が被る物を選択しましたが、色合い変えるだけで全く雰囲気が変わって見えると思います!!
もとからピンクの被写体に更にピンクを足すパターンと、全くピンク要素がないものに色をつけるパターン、どちらも楽しいですよ☺
イエロー、オレンジ系に設定した場合
次は、夕景を表現するときによく使われそうなオレンジやイエロー。
ありきたりな写真になりがちに思いますが、そんなことはありません。
ちょっと大胆に色をのせていきます!!
オレンジ側に設定
撮影機材:Nikon D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
晴海ふ頭
黄色側に設定
撮影機材:Nikon D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
プロメテウス火山(東京ディズニーシー)
レッドよりに設定
撮影機材:Nikon D500,
AF DX Fisheye NIKKOR 10.5 F2.8 ED
晴海ふ頭
撮影機材:Nikon D5300 ,
AF-S DX NIKKOR 18‐55㎜ F3.5‐5.6
クロスフィルター着用
アクアトピア(東京ディズニーシー)
レッド最大限
撮影機材:Nikon D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
晴海ふ頭
マゼンタよりのレッド(最大限)
撮影機材: Nikon D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
晴海ふ頭
オレンジはよく使用すると思いますが、なかなかレッドやイエローは使わない事が多いもの。それを大胆にMAXに設定して撮影してみた写真たちです。
ただでさえ天気が信じられない夕景になっていたこともあり、非現実的な写真を撮影する事が出来ました♪
ブルー、グリーンに設定
この辺りは夜景にとてもオススメです。
すっきりとした印象になります!!
撮影機材:D500,
AF-S DX Zoom NIKKOR 12‐24㎜ F4 IF-ED
世界貿易センタービル
撮影機材:FUJI X-T20,
18-55㎜ F2.8~4 R LM OIS
晴海ふ頭
撮影機材:D500,
AF-S NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
アラビアンコーストへ向かう道(東京ディズニーシー)
撮影機材:D500,
AF-S DX Nikkor 55-300㎜ F4.5-5.6 ED VR
ウェンディ(エレクトリカルパレード・ドリームライツ)
撮影機材:Nikon D500,
AF-S DX Nikkor 55-300㎜ F4.5-5.6 ED VR
アラジン&ジャスミン(エレクトリカルパレード・ドリームライツ)
撮影機材:Nikon D500,
AF-S DX Nikkor 55-300㎜ F4.5-5.6 ED VR
フリン&ラプンツェル(エレクトリカルパレード・ドリームライツ)
撮影機材:Nikon D500,
AF-S DX Nikkor 55-300㎜ F4.5-5.6 ED VR
チップ&デール(エレクトリカルパレード・ドリームライツ)
これは、色をふったというより、WBを「電球」にして撮影したものが多いです!
ディズニーの夜パレードは、AUTOで撮影すると全体的に赤っぽく映ってしまいますから、青味を足すことが出来る「電球」に設定すると丁度よく色が白っぽくなり、キレイに見えます(*´ω`)
使用しているレンズはD5300に付属している安いレンズですが、十分撮影できると思いませんか??
夜景でも敢えて赤っぽくするのもアリ
よく、夜景は寒色系で撮るとキレイになりがちと言われますが、あえて暖色系で撮影するのも楽しいです。
撮影機材:D500,
NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
メディテレーニアンハーバー(東京ディズニーシー)
暖かい街並みの雰囲気が出て、気持ちが落ち着く印象になります(^^♪
撮影機材:FUJI X-T20,
カールツァイス Touit 12mm F2.8
ヴェネツィアン・ゴンドラ
逆にこのように寒色系にすると、空の青味が鮮やかになり、電球の色が白く明るく輝くので、煌びやかな印象になりますね(*´▽`*)
あと、個人的にカールツァイスのTouitシリーズの映りが好きってのもあります♡
撮影機材:FUJI X-T20,
カールツァイス Touit 12mm F2.8
ポンテ・ベッキオ
2枚とも同じ時間同じ設定、唯一変えているのはWB。
どちらの色味が好きですか??
自分の好みに合わせて設定をして撮影するのは本当に楽しいです!!
撮影機材:D500,
NIKKOR 20㎜ F1.8 ED
アメリカンウォーターフロント
昼間の写真で敢えてグリーンに振ることで、エメラルドグリーンのような海の色を表現することも出来ます。
例えば沖縄等の海がきれいな場所に行ったとき、そのままの写真も撮りつつ、少しブルーやグリーンに色をふると、より幻想的な写真に仕上がります♪
まとめ
今回、ホワイトバランスを使った写真遊びについて書かせて頂きました!
本来色味を正しい色に補正するものですが、私はこれをガンガン使いまくっています。(笑)
写真学校に通っている方や、先生等からすると、間違った使用方法かもしれませんが、私は、教科書やネットでよく見るような写真を撮りたくはありません。
自分にしか撮れないような、ちょっと変わった印象に残る作品を撮りたいな、といつも考えております。
それに、その方がずっと写真撮影が楽しいです(*^^*)
もし、あなたが少しでも今と違った写真が撮りたい、と感じているようであれば是非「あんにん流ホワイトバランス遊び」試してみてくださいね!!
~今回使用した機材~
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