【どネタバレ】「コーヒーが冷めないうちに」夏&秋編
9月21日公開のコーヒーが冷めないうちに
前記事で感想等を書きましたが、
今回はネタバレしまくります。
☆見に行く予定無いからとりあえずどんな話なのか知りたい!
☆既に見たよ!
なんていう方々は続いてこの先も読んでみてください〜
今回の記事では、4話中の2話(夏と秋)を書きまーす!
アメリカに行ってしまった幼なじみを引き止めたい独身キャリアウーマン
まずオープニングは、清川二美子(波瑠)が喫茶店にてイライラ。
事情を聞くと、先日喫茶店にて幼なじみの賀田多五郎(林遣都)がアメリカに行くと言い出して、素直になれずケンカ別れになってしまったとのこと。
付き合ってはいないが、お互いなかなか「好き」と言えず素直になれない。
五郎も自信が無いから自分からなかなか言えないし、二美子も本当は行ってほしくない&告白を期待していた事によるすれ違いから起きてしまったのですね。
そこで、時田数(有村架純)達の提案により過去に戻る事にした二美子。
しかし、過去に戻れる席には謎の女(石田ゆりこ)がずっと座っている。
二美子が、どいてくれませんかー等と声掛けするものの退かない様子。
怒った二美子が謎の女に手を触れると...
息が出来ない!!!
手を離すと息が出来るようになり、苦しそうな様子で、「どういうこと?!」と混乱。
数達の説明によ?と、謎の女は幽霊であり、触ったり無理やり退かそうとすると呪いをかけられるルール。
幽霊が席を立つのは1日に数回行くトイレの間。そこを狙って座ります。
色々して何とか席に座れた二美子は、「1週間前に戻れ!」と叫びますが何も起きません。
(小見出し)とてもとても面倒くさいルール
戻れないじゃない!!となる二美子へ時田数が、過去へ戻るにはルールがありますと伝えます。
1. 過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。
2. 過去に戻っても、喫茶店を出る事はできない。
3. 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
4. 過去に戻れる席には先客がいる。
席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
5. 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。
たくさんある〜とぐったりしている中、
コーヒー苦手なんだけど!と飲み干すのはキツいよと主張する二美子に数が、それだけは絶対に守って下さいと強く強く主張。
何故ならば、コーヒーが冷め切ってしまうとこちらの世界には戻ってこれなくなり、例の席にずっと座ってコーヒーを飲み続ける事になるというのです。
そこにいる謎の女も飲み干すことが出来なかったのでしょうね。
夢中になってしまってついつい時が経つのを忘れてしまったから...
それを聞くと怯む二美子でしたが、気持ちを固めて過去へ戻ることに!!
(小見出し)過去へ戻った二美子
過去へ戻ると後ろの席に五郎が。
前半は過去の時と変わらずお互いつっけんどんな口調でのやり取り。見ていてヒヤヒヤしました、戻った意味が無くなっちゃうよ〜って(^^;
でも途中からお互い、そっちにはいつも彼女(彼氏)がいるしなんて、遠回しに告白出来ない理由を話しているシーンはニヤニヤしちゃいましたね( ¯﹀¯ )
それでもあまり和やかな雰囲気になる様子は無く二美子が五郎にトドメのように、彼女とアメリカで仲良く暮らせば?的な事を言います。
コーヒーもぐびぐびと飲み干します。
すると五郎は、「アメリカに行くと言ったらフラれた」と言い残して席を立ってしまいます。
二美子は、そんな話は知らなかった!!と言いながらもう時間切れ、段々と現実世界に戻されていきます。
ここまで見た時、過去に帰ってもハッピーな気持ちにはなれなかった2人を見て悲しい気持ちになりました。
もっとも、ハッピーになった所で彼が今かアメリカへ行ってしまっている事実は変わりませんが...
「小見出し」現実は変えられなくても心は変わる
しかし、現実に戻ってきた二美子は何かが吹っ切れたかのように喫茶店を出て行き、ドアの外でLINEを送る。
(文書曖昧です)
二美子: 私、アメリカに行くから
五郎: 急にどうした?
二美子: 伝えたいことがあるの
五郎: なにを?
(すき、と打って消す、付き合ってと打って消す)
二美子: 五郎に会いに行く
五郎: 待ってる
となり、二美子はめっちゃ喜びます。
結果的に二美子は日本の会社をやめてアメリカで仕事を探して2人暮らしを始めるようなシーンがありましたね。
アメリカに行く事実は変わりませんでしたが、過去に戻った二美子は考えが変り、本当に失いたくない物と向き合えた事で見事ゴールイン!
素直になるって大切ですね。
患者としてではなく、夫婦として
1話の時から喫茶店にいた高竹佳代(薬師丸ひろ子)が、房木康徳(松重豊)によってお店から連れて行かれるシーンが何度かあります。
最初は何だろう?と思いますが、段々と高竹が若年性アルツハイマーであり、房木が高竹の夫という事が分かります。
高竹は、いつも例の席を密かに狙っておりますが、とっても穏やかな人柄なので毎日来て書き物をしながら待っています。
数が、何をしに過去に戻りたいんですか?とさりげなく聞くと、封筒を取り出しました。
これを渡したいんだ、と。
そのあと、またいつものように房木が迎えに来ますが財布を持っておらず後で払うと言って2人で帰って行きます。
閉店後に房木が来店しお金を払い、高竹はもう寝ているとの事で数と流と房木で一杯呑むことに。
高竹が手紙らしき物を渡したがっていた事などを数は話しました。
すると、たまたま幽霊が席を立ちトイレへ。
せっかくだから手紙を受け取りに過去へ戻ろうかな...と高竹が例の席へ!
数がコーヒーを注ぎ、まだ高竹が記憶が残っていて且つ、心当たりのある時期をイメージして過去への旅に出ました。
いつも通り喫茶店で待ち合わせのシーン
すぐに高竹が、お待たせー!と言って席へつきます。
房木は、「渡したい物があるのなら今受け取るよ」と言います。
元々勘のいい高竹は、すぐに気づくのです。
高竹「あなたがここの席に座っているという事は、未来から来たのね? 」
房木「あ...あぁそうだよ(苦笑)」
高竹は高らかに笑って、
「それなら私の病気の事もう知ってるんでしょ?」と笑顔で聞きます。
房木は、知ってるよと勿論答えますが、次の質問で苦しくなります。
「あなたのことも忘れてしまっているの?」
これに対してほんの少しの沈黙
房木は不自然とも取れるほどの笑顔で
「そんなわけない!大丈夫だ、君は大丈夫だ、覚えてるよ!」と説得します。
高竹は、
「あなたは本当に嘘をつくのが下手すぎるのよね〜」と笑顔で答えます。
「いや大丈夫なんだよ!大丈夫なんだって!君は覚えてるよ、未来でも上手くやってるよ!」
もうこのやり取りがなんと切ないことか!
この辺で私は号泣タイムに入りました←
このコーヒーが冷めたら、お互い夫婦と認識して会える時が終わってしまうのですから。
高竹が、「それならこれは渡さなくていいわね〜」と言いますが、
房木がとっさに、「欲しいよー!君から手紙なんて初めてもらうんだから〜」と言って、高竹は笑顔でそれを渡します。
最後まで、ちゃんと僕のこと覚えてるよ、大丈夫。と伝えて高竹は笑顔でうんうんと聞いて、コーヒーが冷めちゃうわよと伝えます。
飲むことを躊躇っている房木を見て、
「もう〜しょうがないなぁー」
と言って砂糖をスプーンで掬って房木のコーヒーへ。
今までは砂糖いれちゃダメ、と毎回必ず止めていた高竹が砂糖を自ら入れてあげるシーンを見た時も、何だかこれでこのやり取りも最後なんだなと、本当に切なく感じました。
房木はほんのりと甘いコーヒーを飲み干して、封筒と共に現実に戻ってきました。
封筒を早速開けるとメッセージカード
開くと「〜♪」
メッセージカードからHappy Birthdayの音楽が流れます。
(記憶の限りで書いてます)
看護師のあなただから、私の病気にはもう気づいているかもしれないわね。
どんどん記憶を失って、その内あなたの事も分からなくなってしまうかもしれない。
あなたは優しいから、私の事を見放したりせず受け止めてくれると思うし、ずっと一緒に居てくれると思う。
でも、私の前では看護師でいて欲しくない。
だから、辛くなったら私を置いていっても良い。
私はあなたの患者になりたくない。
私はあなたと最後まで夫婦でいたい。
もう悲しいのか切ないのか嬉しいのかよく分からない感情でとにかく号泣です。
房木は、参ったな〜こんなこと考えていたのかぁと。
いつしか患者として接していた房木は、夫婦として一緒に出来ることをめいいっぱいやる事にしました。
記憶が無くなっても、妻は妻。
そしてその妻が、あなたとは最後まで夫婦でいたいと言うならば、それに答えるのみですよね!
2人のペースでこれからも夫婦生活を歩んでいってほしいですね♪
夏・秋 まとめ
本当に失いたくない物は何か、その為に素直になれた二美子、
高竹が最後まで夫婦でいたいという妻の想いを知る事が出来た房木。
どちらも夢物語とも言えない、現実に起きてもおかしくない状況でしたね。
現実は変わらなくても、未来を変える事は出来る。
未来と言っても先の事ではなく、1秒後は未来です。もう今から変わる事が出来る、気持ち次第で大きく変わるんだなという事に気付かされるお話でしたね。
今度は後編冬と春についても書いていきます〜